あなたはなぜロータリアン?

「あなたは、なぜロータリアン?」 

こんな質問をされたら、皆さまはどのように答えますか。

「立派なロータリアンを見て、憧れていたから」とか、「ロータリアンが奉仕をする姿を見て、自分も仲間に入りたいと思ったから」という方が多いことを願っていますが、「取引先の人に言われて仕方なく・・・・・・」とか、「先輩に言われて断われなかったから」などというのが入会の理由、という人も多いかもしれません。

消極的な理由で入会した場合、入会して数か月では、「毎週の例会に出席するのが大変」「どこが楽しいのかわからない」「そろそろやめたくなってきた」という人も少なくないかもしれません。 

1年、2年たち、クラブの例会出席を重ねるうちに良い友人ができ、いろいろ教えてくれる先輩ができ、例会に出席するのが楽しみになってきます。クラブの例会時間に合わせて仕事を調整し、例会に出席することが、それほど難しいことではなくなってくるはずです。

クラブの奉仕活動に参加し、仲間たちとともに活動することによって、お互いに本当に良い仲間だと思えるようになるでしょう。

自分たちが手を差し伸べた人々の笑顔を見て、「ありがとう」という言葉を聞いて、自分がその人たちにあげたものより、その人たちからもらったものの方が、ずいぶん多いと気づくかもしれません。

地区大会やインターシティミーティング(IM)に参加すれば、地域に志を同じくする多くの友人や仲間がいることがわかります。
初対面でも瞬時に多くのロータリアンたちと、親しくなることができます。
そして、世界中のいろいろな所で、多くのロータリアンたちが、我々と同じように世の中を良くするために、さまざまな活動をしています。感動する出来事は、人それぞれです。
何か一つでも、そして、それがどんなにささやかな出来事でも、何か感動体験を持つ事が大切です。

ロータリークラブに入会するのは、「仕方なく・・・・・・」という消極的な理由であったとしても、そこで活動を続けていくうちに、「あなたはなぜロータリアン?」という質問に対する積極的な答えを見いだせることでしょう。

ロータリークラブに入った理由と、ロータリアンであり続ける理由が違う場合も少なくないと思います。例会で先輩会員に声をかけてみてください。クラブの奉仕活動に参加してみてください。ほかのクラブの例会に出席してみてください。地区大会や国際大会に参加してみてください。

近い将来、必ず自分自身の感動する出来事に必ず出合えるはずです。
そして、その時、「あなたは、なぜロータリアン?」という質問の答えが見つかっているはずです。

令和5年1月28日

会長 小澤邦比呂

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