自らの魂を磨き
仲間・地域を耀かせ人格を高めよう
ロータリークラブ・そしてロータリアンとして今問われているもの、それはそれ自身日本人として、一人の人間として今の時代、問われているそのものではないでしょうか。
2011年、今から12年前の東北地方を襲った未曽有の東日本大震災は、国難ともいえる事態を招き、産業・経済はおろか、一国の将来をも危ぶむ事態になりました。しかし、そのような甚大な被害に直面し、自らが耐え忍びがたい状況になろうとも、他人を思いやり、優しさを忘れず、あくまでも謙虚に、地域のために、献身的に努力する被災地の方々の姿を目の当たりにして、人間として本来あるべき姿を、また国の復興・成長のために、在る時代に置き去りにしてきた人間として一番大切なものを、改めて鮮明に思い起こさせて頂いたように思います。
“今こそ、新しいロータリークラブを求めるならば、まず自分自身を新しくせねばなりません”
「新しい太陽を昇らせよう!」わが生命に!わがクラブに!わが地域に!
希望の夜明けは必ず到来します。自分が太陽となるのだ。自分の中に太陽はあるのだ。
新しい「夜明け」を望んだ文人・島崎藤村は「太陽の言葉」の中でこう綴っています。
「誰でもが太陽であり得る。わたしたちの急務はただただ眼の前の太陽を追いかけることではなく、自分たちの内部に高く太陽を掲げることだ」これは我々のロータリークラブ・ロータリアンにも通ずる言葉です。心が老いてはいけない。心が病んではいけない。心が負けてはいけない。心くじけず、そして屈する事なく言々句々に力をみなぎらせ、勢いよく行動しロータリークラブとしての活動や存在を内外に知らしめていこうではありませんか。
真実に私たちが新しくなることができれば、旧いものはすでに毀れています。
「自分を新しくする」非常に大事な視点であります。環境が変わらないと嘆くより、まず自分が変わることです。そうすれば、おのずとすばらしい将来あるロータリークラブへと、生まれ変わっているはずです。
私達は独善的ではなく常に謙虚で地域への礼儀を忘れない、その土地・その地域に受け入れられるには地域に対する尊厳と分かり合おうとする気持が大切なのだと思います。ロータリーは今一度原点に戻る必要性があるように思われます。
我らの浜松志耀ロータリークラブは、生き生きとして明るさがあふれる耀きをもち原点に返り、新たなロータリーを創造して参りたいと存じます。
是非ともご理解とご協力をお願い申し上げます。ありがとうございました。
令和5年1月28日
2022~2024年度会長 小澤 邦比呂